​Antelope Canyon

岩の美しさからは想像もつかない、その壮絶な作られ方。

アンテロープのもう一つのテーマは「水」

今やグランドサークルの人気トップに躍り出たアンテロープ。15年前までは「知る人ぞ知る秘境の地」それが7年程前から爆発的な人気。その原因は美しさを広めたSNS、特にインスタの利用者数に比例して人気が出たように感じます。岩を見て「美しい」って思う事ありますか?だから世界中から人が来ます。世界に類を見ない証拠です。

Photo by Koh Tanaka 

アンテロープはその画像の美しさから、実際に来たほとんどの方がカメラに夢中です。

ですが私がご案内する方にはこのようにお伝えしています。

「撮ることも大事です、それが皆さんの目的ですよね。でも、ほんの少しの間カメラを置いて自分の眼や耳など人間の持つ五感でこの場所を感じてみてください」と

アンテロープは「水」の音と香りがするんです。

水が作り出した芸術」ですから。

不思議ですよね、周囲は砂漠に囲まれた土地なのに。

アンテロープ周辺の年間降雨量は173㎜。(ちなみに東京の最も多いの平均降雨量は193㎜)完全なる砂漠気候。年間40日間ぐらいが曇りで雨が降るのは20日間ぐらい。

でも、雨が降る時は雷を伴う激しい雷雨になる時が多い。日本でいうゲリラ豪雨のような有様。それがほとんど降らない乾ききった大地に降ると大地に染み込むのではなく、逆に弾かれ全ての水が低いところを目指し水流になる。そこに乾いた目の細かい砂漠の砂が入り込むと砂の重さを増した凄まじい勢いの泥流が圧力を増し岩盤を削って行く。それが数万年かけて作り出したもの、それがこのアンテロ―プキャニオンです。

写真の美しさからはその壮絶な激しい水流は決して想像がつきません。

カメラを置いて自分の五感と六感をフル活動させて向き合うと水の流れが身体の中に流れ込んで来るのが分かるのです。大地が持つ激しさ、そしてそれとは裏腹な美しさ。つまり真の美しさは激しさが作り出す、それをこのアンテロープは如実に語っています。

Photo by Koh Tanaka 

Photo by Koh Tanaka 

アンテロープに行くポイント

1、アンテロープは2ヶ所 アッパー(Upper)とロウワー(Lower)

​アッパーは上流に、ロウワーは下流にそれぞれ位置しているのでそう呼ばれる。作られ方が違うのでその印象が異なります。アッパーは全体的に暗く、ロウワーは明るい。アッパーは全体的に暗いのでそこに入る一筋の光が象徴的に見えるビームといわれる現象が有名。ただ、見える時間帯が限られます。

「どちらが良いですか?」という質問が多いですが、どちらも特徴があり選べません。その質問はグランドキャニオンとセドナのどちらが良いですか?という質問と同じです。どちらも大好きです。

2、行くには現地ツアーに参加が義務付けられる

アンテロープはモニュメントバレーと同じネイティブアメリカンのナバホ族の管理運営です。その土地の案内は現地の指定人しかできず、今では予約が無いと入ることは出来ません。アッパーは5社、ロウワーは2社がツアーを催行しています。ネットで予約ができますが、なかには現地まで連れて行くだけのツアーが紛れているので注意してください。予約は催行ツアーの多さと人数キャパからロウワーが取り易いでしょう。

3、行く時間がポイント

アンテロープは常に同じものがそこにある訳ではありません。洞窟内であっても太陽の動きによってその景色が変わるのもアンテロープの特徴です。二度と同じ景色はありません。それはアッパーもロウワーも同じです。

アッパーのビームは太陽が頂点に来る5月初旬過ぎから10月半ばの12:00-13:30の間にキャニオン内に入っているツアーに参加しないと見ることは出来ません。各社ともこの時間はプライムタイムとして特別料金で催行しています。毎年12月もしくは2月以降に予約が開始されますが、開始日と共に売り切れになるほどの人気です。ただ、ビーム以外にもアッパーの面白さはあるので安心してください。

ロウワーのレディーインザウィンドのアーチには10月後半の2週間ぐらい、朝8時から9時ぐらい、太陽がその間にびっしりと入り込み、ここでもビームが出現するんです。この光景を見た時は鳥肌が立ちました。

Photo by Koh Tanaka 

Photo by Koh Tanaka 

4、季節

モアンテロープは雨や雪の状態により催行がキャンセルになる場合が年間のべ20日間ほどあります。これは天候の問題なので特定は難しい。ただその多くは9月~1月に集中している傾向があるように思えますが、絶対ではありませんのでご注意ください。

5、おススメの楽しみ方

【一眼レフよりスマートフォン】

アッパー/ロウワー共に一眼ではシャッタースピードの関係で三脚がないとビシッとピンが切れたものが撮れません。ISO上げればよいですがやはり粗さが気になります。ですが、一般ツアーでは三脚が禁止でフォトグラファーツアー(別料金)での利用しかできません。ここ数年はこのフォトグラファーツアー自体が無くなっています。(詳細は現地にお問い合わせください)

どうしても一眼で撮りたい方は太陽の出たロウワーで午後以降3時ぐらいまでに入れば、幾つかの場所で充分な明るさが得られる可能性があります。

その点スマートフォンは優れものです。フィルターやちょっとした設定でプロ並みの写真が撮れます。

【周辺のスポット】

アンテロープまで来たら是非近くのホースシューベンド(Horse Shoe Bend)に寄りたいです。グランドキャニオンを作るコロラド川が馬の蹄鉄の形に曲がった地形の場所で、こここそ、その圧巻な光景は「来ないと分からない場所です」

レイクパウウェル(Lake Powell)も忘れずに。

ホースシューベンド(Horse Shoe Bend)、レイクパウウェル(Lake Powell)はこちらを➡ 

Photo by Koh Tanaka

Photo by Koh Tanaka 

Photo by Koh Tanaka

Into The Deep Earth 

  Cornville,AZ 86325

Tel: +1-702-277-2252   

Email:  intothedeepearth@gmail.com

©2015 by KOH TANAKA  Proudly created with Wix.com

  • Black Facebook Icon
  • Black Instagram Icon
  • Black YouTube Icon